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少子化でいい [ことばの元気学]

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念のために言っておきますが、ぼくがオバマさんに期待しているのは、アメリカをチェンジすることじゃない。
世紀をチェンジする。「世紀の転轍機」を切り替えてほしい、ということです。

で、しつこく言っているように、新しい世紀の合言葉は「小さいことはいいことだ」です。
たとえば人口。よその国のことに余計な口出しはできませんが、たとえば日本の人口って、どのくらいが適切なのか。
こんなせまい国土に1億3千万人は多すぎるって思いませんか。
いまの半分、6千万人くらいがいいとこじゃないかと、ぼくは思うんですね。
そうなりゃ、一人あたりの土地の面積は2倍になるし、食糧や水の消費量は半分ですむ。そして、これがとても重要なことだけど、二酸化炭素の排出量も半分になるんじゃないでしょうか。

ちなみに、世界の人口は、20世紀の入り口で20億人、それが20世紀の終わりには60億人と、100年の間に3倍にも増えているんですね。その中でも、人口の多さで日本は10位とベストテン(ワーストテン?)に入っている。こんなの、あんまり自慢になりません。半分でいい、ホント、半分で。

「冗談じゃない、そんなことになったら、経済力がガタ落ちになって、日本は日の沈む国になってしまう」なんていう人もいます。
たしかに、しばらくの間は老人ばかりになってたいへんでしょう。働き手と年金の払い手がぐんと減ってしまうからですね。でも、知恵をしぼってその時期をうまく乗り切ったら、日本はすごくいい国に生まれ変わる。で、子どもや孫からぼくらは大いに感謝されることになると思いませんか。

というわけで、ぼくは少子化が進むのは、別に悪いことじゃないと思っています。
もちろん、子どもが欲しい人は産めばいいのであって、それを規制するようなことがあっちゃいけない。
でも、政府が「産めよ増やせよ」なんて叫ぶのももってのほかです。

「少子化いい」とは言いませんが、「少子化いい」と、ぼくは思っているのです。

(絵・ISAKO)
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