SSブログ

紅白はちまき合戦 [ことばの元気学]

原発学者.jpg


佐賀にある玄海原発の再開が容認されるらしい。
大災害の痛みも忘れて、またぞろこの國の政治の「なし崩し」体質が復活してきたような気がする。
だってさ、これだけひどいことになったんだよ。
原発をどうするのか。
継続するにせよ全廃の道をとるにせよ、
その方針を固めた上で再開の交渉をするのならいいけれど、
そこがうやむやのまま。
で、なし崩しにもとの道へ帰ろうとしている。

それより、もっとおかしいのは自民党だ。
いま菅に破れかぶれの解散をされると、原発問題が選挙の最大争点になる。
それが困るんで、8月まで、菅おろしはやめるんだそうな。
ま、いまの原発政策を強力に進めてきたのは自民党だからね。
河野さんがリーダーにでもならない限り、簡単には変われない。

ちょっと前にツイッターで以下のようなことを書いたら、面白いと言ってくれた人がけっこういた。

「テレビに出る原発関係の学者さんは、東電からお金をもらっていない人は白い鉢巻きを、もらっている人は赤い鉢巻きをして出てほしい。」

ま、これは冗談だけど、そうしたら「政治家こそその鉢巻きをしてほしい」という意見がけっこう返ってきた。
ほんと、そうだね。
原発の存続に賛成するも反対するも、それはあくまでその人の自由だけれど、旗色をあいまいにして、ピンクの鉢巻きなんかをされたんじゃ困ってしまうのだ。

金まみれの政治が放射能まみれを生んだことを、そのことでたくさんの人がたいへんな目に合っていることを、なんにせよ、政治家に忘れてもらっちゃ困る。
風力発電にも問題があるとか、太陽光発電はどうのこうのとか、そんなことを言ってるときじゃない。原発をどうするのか。それをまずはっきりしなければ、何も前へ進まないと思う。

絵 ISAKO

【お知らせ】
天野祐吉作業室制作の「広告かわら版」の案内欄ができました。よかったらのぞいてください。
「かわら版」→facebookページ
「かわら版」→Twitter
「クリエイターズ・トーク事務局」→twitter
nice!(9) 
共通テーマ:アート

nice! 9

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。