SSブログ

歓迎!1ドル50円時代 [ことばの元気学]

0矩子浜.jpg

浜矩子さん(同志社大教授)が、テレビで「1ドル50円時代」が来るって話をしていた。
いいねえ、あの人は。
ただし、1ドル50円時代には、いまのままの社会や経済のカタチではなく、社会の仕組みそのものが大きく変わっているだろうという但し書きも、とても説得的だった。

そうだよなあ、いまのままの世の中で1ドルが50円になったら、これはたいへんなことになる。
でも、社会の仕組みや資本主義のカタチや、その他もろもろの構造が変わっていけば、1ドルが50円になっても、どうってことはない。むしろそういうふうに変わっていくことが望ましいし、また、いやでもそう変わっていくんじゃないかと思う。

「スモール・イズ・ビューティフル」主義者のシュマッハーさんが描いたような「身の丈に合ったテクノロジー」の社会も、そのひとつのモデルになるだろう。
神野直彦さんのいう「分かち合いの経済システム」みたいな考えも参考になる。
ぼくは経済学にはまったくうといけれど、
とにかく、「大きいことはいいことだ」と浮かれる「宴」(うたげ)の時代はもうとっくに終わったのだ。

その点では、小沢さんはもちろんだけど、菅さんも古い。
いまは新しい時代に向かって、思い切り変化のカジを切れるリーダーが必要なんだと思う。
ぼくらが政権交代を実現したのは、目先の変化ではなく、そういう大変革に期待をこめてのことだったんじゃないだろうか。

ま、とりあえず菅さんががんばるのはいいけれど、そういう新しい時代のリーダーのために道をひらいていくのが、これからの菅さんのいちばん大切な仕事じゃないかと思う。

柄にもなく、えらそうな話をしちゃった。
お口直しに、「隠居のひとりごと」のほうものぞいてね。(下のHPをクリック)

隠居屋HP




nice!(6) 
共通テーマ:アート

nice! 6

続・犬に学ぶ顔に書いてある ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。