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顔に書いてある [ことばの元気学]

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人間のからだの中で、「顔」くらいたくさんの顔を持っているものは少ない。

浮かぬ顔
うちとけ顔
うつつ顔
怨み顔
憂い顔
得たり顔
えびす顔
大きな顔
お為顔
かこち顔
心得顔
これみよ顔
思案顔
子細顔
しかつめ顔
したり顔
笑止顔
自慢顔
殊勝顔
知らん顔
忠義顔
手柄顔
得意顔
つくり顔
何食わぬ顔
涙顔
慰め顔
のみこみ顔
人待ち顔
とりなし顔
とぼけ顔
のみこみ顔
わがもの顔
仏顔
わけしり顔

きりがないからもうやめるが、「逆引き広辞苑」から拾っただけでも、顔の数は100をこえる。
「目」や「手」もけっこうあるが、やはり「顔」にはかなわない。
それだけ顔っていうのは、雄弁というか、実に豊富な言葉を持っていると言っていいだろう。

つまり、顔って、中身のいちばん外側なんだね。

認証式の大臣たちの記念写真を見ていたら、いろんな顔があって面白いとも言えるし、みんな同じ顔をしているとも言える。

で、思ったんだけど、少し「顔」ってものについて、考えてみようと思う。
少し涼しくなったし、ひまだしね。

(つづく)

(写真=産経新聞)
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