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あんこ決戦 [ことばの元気学]

羽田でへんなものを見た。

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こういうのって、もう、笑うこともできなくなってしまったんじゃない? おっちょこいの純ちゃんだけでいいよ、こんなのは。
ま、これでお菓子屋さんが儲かるんだから、それはいいけれど、なんだか、寂しくなってくるよね。

「政治家に庶民的な親しみがわく」
「政治家との距離が縮まる」
「政治家の人気とりに役立つ」
「お土産に買って話題のネタにする」

はいはい、そういうもんですか。
もっとも、文句ばっかり言ってちゃはじまらないから、あんころ爺の立場から、少しまじめに考えてみようかな。
風邪、ひいちゃったし。寝てるっきゃないし。

あ、先週の土曜日から松山へ行っていて、小沢昭一さんとうめ吉さんが出演するイベントに参加してきました。「明治をうたう」というぼくの企画なんだけど、相変わらず小沢さんはすばらしいし、若いうめ吉さんが明治のはやり歌を上手に、かつ、かわいらしくうたってくれて、とても楽しかった。懐古趣味ではないけれど、明治にはいいものがいっぱいあった。あれをぼくらは、いつ、どこで、捨ててしまったんだろう。

松山で食べた一六の「ゆずタルト」はおいしかったが、そうか、「太郎まんじゅう」ねえ…。

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ぜんそく

このまんじゅう、どんな人が買うのかなって考えるのが楽しいのでしょうか。
それはそうと、「明治はうたう」って楽しそうです。僕も歌いたいのでいいのがあれば教えてください。
明治明治と言えば、たまたま今日、詩人の伊藤比呂美さんの朗読会に行きました。そこで、ラフカディオ・ハーンの妻のお節さんが、英語を練習するために作ったノートを素材にした詩(たぶん)の朗読があって、面白かったです。
ハーンの喋る英語をひらがなで当て字にしてあって、他の人には通じない、というようなものでした。
by ぜんそく (2008-11-19 00:05) 

手負いの子ジカちゃん

お久しぶりです。



このお饅頭を見る度に思うこと・・・

『パッケージ【首相】が変わっても、中身【やってる事】は同じ』

・・・という販売元のブラックな意図を感じずに入られませんです、ハイ。


風邪には『すりおろし生姜+紅茶+蜂蜜』で、お身体を暖めて下さいね。(*^-^*)

by 手負いの子ジカちゃん (2008-11-19 00:21) 

ten_katsu

天野さん、「全方位ジャーナリスト」でのコメントありがとうございます。自分の為にコメントを書いていただいて、本当に感激しました!

刻々と情勢が変わるこの時に「考えを曲げずに生き続ける」ためには、様々な情勢に耐えられる考えを導くことがとても大切だと思いました。それには、深い洞察、広い見識、そして、強い意志が必要と思いますが、天野さんや筑紫さんには足元の爪の先程にも及びませんけれども、がんばりたいと思います。

「太郎ちゃんまんじゅう」は何番煎じなのでしょうか(笑)でも、買う人がいるから売る人がいるので、お互いがよければよいのでしょうかね!

明治時代...浅学な私は、たった一世紀前の文化を「過去のこと」として学校の授業程度でしか触れていない気がします。歴史はずっとつながっているのに、今の時代とのつながりを感じられないのは、今の時代の「使い捨て」という考えが大きく世の中を支配してしまっているからなのでしょうか。(私の勉強不足もあります。)それとも、戦後という時代が戦前のほとんどの物事を否定してしまったのでしょうか。ちょっと恐ろしさを感じます。

風邪は万病のもとですので、よくなるまできちんと静養してくださいね!
by ten_katsu (2008-11-19 01:26) 

あかみどり

お腹には真っ黒なあんこが詰まっています・・・ってなことですかね。
たはは。

少し前の「探偵!ナイトスクープ」で
『ひいおばあちゃんが歌う謎の子守歌?』という回がありました。
大正生まれのおばあちゃんのお父さんが子守唄に歌っていた
歌を探してほしいという依頼ですが、英語や子守唄らしくない
歌詞があったりで、調べてみると当時の流行歌だったそうです。
レコードが残っていたのでそれが番組内で流れていたのですが、
当時の世評を茶化した際どい内容だったのが印象的でした。

明治どころか大正や戦前の頃さえ馴染みでない自分にとって、
民主主義だとか言っている戦後よりも前にあんな気骨のある人が
堂々としていてそれを受け入れる大衆がいた、そんな時代が
あったことが新鮮な驚きでした。

今朝は特に寒かったですねえ。
風邪はカラダが休もうよ、と言っているのでしょうね。
お大事に。
by あかみどり (2008-11-19 14:43) 

けいじ

天野さんこんにちは。

旅行のおみやげはやはり食べ物がいちばん喜ばれます。
ただ僕は「東京にこんなお菓子があったんだ」
と言われるようなものを探してしまうので
おみやげでは苦労してしまいます。
「太朗ちゃんまんじゅう」はだれでも知っているので
買ったことはありません。
その前に、「食べてみてまずかったらごめんね」というものを
おみやげにできません。

天野さんの文章を読んで犬山市の明治村に行きたくなりました。
小沢昭一さんが村長を務めていらっしゃる博物館です。
犬山は紅葉がきれいなことでしょう。

風邪をひかれたそうですね。お大事にしてください。

by けいじ (2008-11-19 22:12) 

gillman

 純ちゃん饅頭で味をしめたからって5,6匹目のどじょうじゃ、もうインパクトはないですよね。
 それにしても漫画業界は今、複雑な心境でしょうね、
マンガばかり読んでいても総理大臣になれる、と思われるか。
マンガばかり読んでいたからあんなになっちゃった、と思われるか。
どうなんでしょう?

by gillman (2008-11-20 07:59) 

銀鏡反応

こんばんは。小泉首相の時代からこの手のキャラ饅頭が売られているようですが、如何もイマドキ、ウケが悪いようですね。

政治屋さんたちをキャラクターにした饅頭よりも、世相をおちょくった明治のはやり唄や「滑稽新聞」のパロディのほうが、少なくとも私にとってはこのうえなく面白いなぁと思います。
by 銀鏡反応 (2008-11-20 20:16) 

とくさん

えっ、先週末、松山だったんですか。
小沢昭一さんとうめ吉さんのイベント、、、いきたかったなあ。。。
私も、墓掃除で松山におったんです。残念!?
一六タルトは、職場へのお土産の定番です。

うめ吉さんは、東京単身赴任となり、初めていった神楽坂のお店で、隣の席で唄ってくださいましたんです。小沢昭一的、こころ は東京での学生時代、聞いてました。すごい話力がとても魅力的で、プロを感じました。

昨日は、松山の中村さんのお会いしました。ちょびっと。
麻生さんや小沢さんより、リーダーとして大きいかもしれない、と率直に思いました。羽田には、政治家のお菓子置いてますね。賞味期限が早いものばかりですが。
by とくさん (2008-11-21 00:08) 

馬具と乗馬のARC

この手のものは枚挙に暇が無いですね。

いいのか、悪いのか?

そこに需要と供給があるからといえば全てが終わりですが

作られてる本人たちはどの程度認識があるんですかね???
by 馬具と乗馬のARC (2008-11-23 12:56) 

Seineux

東海道新幹線が、いつも冬になると内陸部の雪で徐行や運休になる、その元凶である岐阜羽島駅に行ったことがあります。
駅前は、そこらの急行も快速も止まらないローカルな地方駅と、同じ風景でした。
で、見る機会はなかったのですが、新幹線の建設計画のとき、海沿いではなく内陸を通すように政治的圧力をかけて実現させた、地元出身の政治家の夫婦の銅像が、駅の近くにあるそうです。

いま冷蔵庫に「はちみつ日向夏ドリンク」という飲み物が入っています。
東国原知事は客寄せパンダとしての売り込み方をよくわかってる。
宮崎は便乗商法が、しっくりとなじんでいる気がします。
でも麻生の便乗商品が出ると、「みっともない」と感じるんですね。
見る人もいない岐阜羽島の銅像と、同じみっともなさ。
by Seineux (2008-11-23 17:20) 

シギー

特に首相のキャラクター化しているのに軽さを感じます。
ギャグは漫画、テレビの番組だけで十分という
思いです。テレビでも人の生き死に、政治の話題の次に
芸能人のどうでもいい話題が続くのに寂しさを
覚えます。軽薄な親しみさより思慮深い畏敬のある
政治リーダーを望みます。
by シギー (2008-11-23 23:01) 

シモの娘

名前に「ちゃん」をつけるあたり、さらに甘さを出しているのでしょうか???

鹿児島のさつま揚げやに嫁いだ妹は、フェリーの発着場でお土産やさんのしているんですが、売れるのはお隣宮崎の知事のお顔があるお土産物ばかりだそうです。
『あ、ここでも買えてよかった!!』というお客さんの声が多いとか。
宮崎はかしこい!!と妹はうなっています。


by シモの娘 (2008-11-24 07:49) 

あまの

「ぜんそく」さん。
明治の歌なら、添田唖然坊のものが面白いですよ。そのうち、この欄でもご紹介します。

「手負いの子ジカちゃん」さん。
たしかに。中身は同じでパッケージだけ変える。で、総理の軽さをいやがうえにも強調する。悪意と言えば悪意ですね。たぶん無意識の。

「ten-katsu」さん。
明治は江戸を否定し、戦後は戦前を否定する。同じことのくりかえしであすね。司馬さんじゃありませんが、日露戦争前の明治はとても魅力的です。

「あかみどり」さん。
ほんと、明治の歌にはすごいのがいっぱいありますね。小沢昭一さんにいろいろ学んでいます。

「けいじ」さん。
「降る雪や明治は遠くなりにけり」と、昭和初期に中村草田男はうたいましたが、いまは「昭和」も遠くなりつつある。ぼくらは歴史の中に、いろんな忘れ物をしてきているようです。

「gillman」さん。
マンガ好きの人は迷惑してると思いますね。吉田茂って、えらかったんだなあと思う昨今です。

「銀鏡反応」さん。
外骨みたいな人は、もう出ないでしょうね。

「とくさん」さん。
松山の中村市長は、若いのになかなかホネのあるひとですね。ぼくも好きです。

「馬具と乗馬のARC」さん。
本人はよろこんでるみたいで。そこがまた、情けないですね。

「Seineux」さん。
威張ってる人って、理屈抜きにいやです。東国原みたいに、へらへらしすぎるのもいやですが。

「シギー」さん。
本当に、いい政治家って、少ないですね。でも、そういう人がなんとか前面に」出てくるように応援しないと。

「シモの娘」さん。
たしかに宮崎はかしこいけど、それをちゃんと仕入れている鹿児島もかしこい! かしこくないのは、鹿児島で宮崎名物を買う客だけ。













by あまの (2008-11-24 12:37) 

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