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まごまご対談 [ことばの元気学]

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DAIGO君は面白い。
タレントとしても面白いが、「元首相の孫」としての反語的存在が面白い。
言うまでもなく、麻生さんも「元首相の孫」である。
その前の首相は「元首相の子」であり、そのまた前の首相も「元首相の孫」だった。
この国の首相は世襲制なのかと、カン違いする外国人もいるんじゃないだろうか。

そんな中で、DAIGO君は異彩を放っている。
小泉さんの長男の小泉孝太郎君も、役者になった。が、彼の場合は、「首相の子」としてデビューした。「首相の子」が売りだった。ま、親の七光りを十分に活用したといってもいい。

だが、DAIGO君は違う。聞くところによると、あくまで自力でミュージシャンになったらしい。
彼が「じっちゃん」を利用したのは、ミュージシャンとしてではなく、テレビタレントとして登場してからだ。それも、「じっちゃん」を讃美するのではなく、「じっちゃん」をおちょくることによってである。

もっとも、彼の「おちょくり」という名の批評は、批評としてそれほどスルドイとは思えない。
が、彼の「批評」のすばらしさは、「首相の孫なんていったってこんなもんサ」ということを、その存在で表現しているところだと思う。彼自身は意識していなくても、政治家の世襲そのものを、彼は笑っているのだ。
一見、彼のふるまいはバカっぽく見えるが、これはバカにできる芸当ではないと、ぼくは見ている。

これからの彼がどうなるかは、わからない。
が、この際、彼にぜひ、テレビで麻生さんと対談してほしいと思っている。
「まごまご対談・じっちゃんの力と自分の力」。
麻生さんも、若者文化にお強いお方だから、よろこんでひきうけるんじゃないだろうか。
で、そういうのをどんどん企画し、実現するのも、テレビの仕事だと思うけどね。
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あかみどり

DAIGO君のこと、ちょっと誤解してました。
織田信長の子孫はスケーターの頃は笑えたけど、このところ続く
また有名人の子かいな、という状況に食傷気味でした。
キャラ的には決してキライなわけじゃないけれど、そうかそういう
見方もあるのかと思いました。
そういえば、先日「じーちゃんが、ウチでおならを~」とどこのウチでも
ありそうな他愛のないバカ話をしていたのを思い出しました。

 ちなみに、「・・・そのまた前の首相も「元首相の孫」だった。」は
首相でなく、元外務大臣ですよね。(ま、世襲という意味では
似たようなものですね。)
by あかみどり (2008-10-10 09:18) 

rio

こんにちは。

「そのまた前の首相」は、岸信介の孫ですから、「元首相の孫」ですね。元外務大臣は父でした。

それはさておき、DAIGO楽屋裏は、もちろんああいうしゃべり方ではなく、年相応に礼儀正しい社会人だそうですね。

ミュージシャンとして大きな節目になる30歳を迎え、このまま終わるのか、バラエティに挑戦してみるのか、模索があったんだと想像します。

深夜であのキャラをやり始めたころは、もっととんがっていたように思います。人気が出るにつれて丸くなっていきましたが、それが本来の人柄のような気がします。
by rio (2008-10-10 13:35) 

れん

今、TVでこんな事言ってました~♪

○○の首相は支持率99パーセントですか、、スンゲェ~
ジッちゃん、、1パーセントもなかった~(^^)v

笑ってしまった~(^o^)
by れん (2008-10-10 21:22) 

スティッチの親分

確かに~
「そのまた前の総理」も~母方のじっちゃんだから元総理っすね~
ウィッシュ♪
DAIGOくんは~じっちゃんの七光りが嫌でしたけど~
30才近くになってきて~吹っ切れたようで~
じっちゃんの名前を使うようになったみたいで~
でも彼の~人が話しをしてるときの~
姿勢は~すごく~いいっすよね~
どんな~くだらない話でも~真剣に聞いてる~ふりなのか知らないっすけど~
素晴らしいっすよ~
じっちゃんの名にかけて!とDAIGOくんはよく言ってますけど~
天国のじっちゃんも目を細めてDAIGOくんを見てる気がするっす。
今の~総理や~前の総理や~その前の総理のじっちゃんは天国から~険しい目で孫を見てると思うっすよ~
麻生さんも~アキバオタクらしいし~漫画オタクだし~
若者に~人気があるって~自分で~言ってるぐらいっすから~
ぜひDAIGOくんと~対談して欲しいっすよね~
でも~政界においては~もう~元総理の孫が~総理になるって言うのは~やめて欲しいっすね~
DAIGOくん好きっすよ~
麻生さんは嫌いっす

by スティッチの親分 (2008-10-11 08:02) 

銀鏡反応

まごまご対談…もし実現したら、実に面白いと思いますね。

DAIGOくんと麻生さんとの意外性にあふれた対談。TVの企画としてぜひやってもらいたいものです。

以前、DAIGOくんが“じっちゃん”こと竹下元総理とのエピソードを某局の情報番組で語っていましたが、これは真面目な感想ですが、孫がどんなにぶっちゃけても、“じっちゃん”にとって、何時までも孫というのは、かわいくてしかたのない存在でありつづけるものなのですよね…。


by 銀鏡反応 (2008-10-12 09:52) 

Seineux

ぐわはははは、「まごまご」。だからこのじじぃは油断がならねぇ。

政治家の世襲は、金とコネを持ってるかどうかも大きいけれど、「変えたい」力と「続けたい」力の勢力分布なのだと思います。
多くの場合、続けたいほうには既得権の金儲けが絡んでるから、そっちのほうが強い。
だから安倍とか福田とかでも議員になれたし、総理にもなれた。
「山が動く!」とか、もうすぐ行われる選挙、こういう猛烈に変革の力が働く時代は、ちょいとおもしろいですね。
歪みが一気に出る。ごまかしが一気にばれる。

DAIGO は、なかなかいい。
存在そのものが存在をおちょくってる。どこまで自覚しているかは未知数だけど。
タレントとしての寿命が長いかどうかはわからないにしても、彼の存在を楽しめる日本人がいる限り、日本もいましばらく踏みとどまれるかも、と感じます。
by Seineux (2008-10-13 03:11) 

とくさん

いい企画ですね。

ほんとに、芸人のみなさん、タレントのみなさん、俳優のみなさん、
歌手のみなさん、素人のみなさん(素人と呼んでいる芸能界の人の方が素人みたいな人も多いですが、、、)の仲間うちで行うトーク番組・クイズ番組には、もう飽きましたので、、、。

DAIGOさんの今の扱いにも飽きましたので、
麻生さんとか、小沢さんとか、対談は一回見てみたいですね。



by とくさん (2008-10-13 22:39) 

REI

天野さん、こんばんは!
久々に寄せさせていただきました。

DAIGOさん、私もとても気になるタレントさんでした。
容姿も経歴も恵まれているのだから、もっと早くブレイクしてもおかしくなかったのに、自力でミュージシャンになった所は、良い意味で育ちの良さからなのかなと思います。

本当に、外国からみたら日本の政治家は世襲制か?と思われますよね。意外にアメリカは世襲やタレント議員というものが少なく(ブッシュ親子やシュワルツネッガー知事が有名になりましたが)、上院議員に関してはタレント議員は一人もいないとTVで知ってびっくりしました。

ケネディ大統領の息子・亡くなってしまったジョン・F・ケネディJr程ではないかもしれませんが華があり、そして普通じゃない家族を持っているに関わらず、普通の人として振舞っていることが嫌味ではないDAIGOさんにホッとしています。ある意味、癒し系の人ですよね。
by REI (2008-10-25 00:43) 

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