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みっともなくない? [あんこ学]

通りに面したところが総ガラス張りになっている美容室の中で、美容師さんに髪をいじられている自分の姿を通行人に見られても恥ずかしくないですか。
百貨店の1階の化粧品売り場で、化粧部員の人にメイクをされている自分の姿を、店内のお客に見られてもいやだとは思いませんか。
といったようなことを朝日新聞の「CM天気図」に書いたら、あちこちから異論反論オブジェクションをもらった。
「あんたは古い」「そんなのぜんぜん気にしない」「どうして恥ずかしいんですか」「ばかか、お前は」といったぐあいです。
でもなあ、そうかなあ、と、ぼくとしては釈然としない。じゃあ、電車の中で化粧している人も許されるってことかなあ。そうかなあ。
で、その原稿では、いまの日本からは、「もったいない」という言葉だけじゃない、「みっともない」という言葉も消えてしまったんじゃないか、と書いたのですが、あなたはこのモンダイをどう思うか。ぜひ意見を聞かせてほしいのです。
それとあんこと、いったいなんの関係があるのだ、とぼくも思うのだが、実はあるんだな、これが。と思うんだな、ぼくは。
ま、その関係は次回までに考えておくとして、きょうは仕事場にお客さんが何人かきて、お菓子をたくさんいただいた。写真でおすそわけをすると、京都の鶴屋吉信の和菓子、東京新宿の追分だんご、それと、ウエストのシュークリームである。(あ、そうそう、この「~である」と終わる言文一致の文体は尾崎紅葉の発明らしい。ちなみに、「~だ」で終わる「だ体」は二葉亭四迷、「~です」の「です体」は山田美妙が家元だそうです。家元だそうだ。いや、家元だそうである。
さて、お菓子のほうはどれもおいしいが、ウエストのシュークリームの大きさ(直径8センチ)とクリームの量の多さには、いつものことながら身ぶるいするような感動をおぼえる。このくらい、あんこがびっしり入ったあんぱんを、食べてみたいものだ。ものです。いや、ものである。もちろん、こしあんで。


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tami

この記事読ませていただいたとき、うんうん、そうそうって思ったのですが、異論反論もあったんですね。
美容室のガラス張り、これって個人情報保護法に反します。
頭にラップ巻いている姿なんて人様にみられたくありませんもの。
でも、誰も何も言わない。なにもかも段々麻痺してくるというか、そういうものをみるほうもみられるほうも慣れてくるんでしょうね。又他人に無関心になったというか。
若いときの話ですが、オシャレでスーツの襟を立ててバスに乗っていたら、私の後ろの席に座られていたおばあちゃんが
「あら、あら、あわてて家を出てこられたのね。襟が立っていますよ、みっともないから直してあげますね」
と言いながら丁寧に直してくれました。
今からこのおばあちゃんの役を私達世代が、していかなければいけないのじゃないかと思います。
「もったいない」「みっともない」後「はしたない」も消えそうですね。
あ、天野さん、中山エミリさん好きだったんですね。メモメモ。
by tami (2005-11-26 00:30) 

kohei

21歳の田舎から上京した者です。
頭が良くないし常識もないと自覚した上で一言コメントを。
年配の方と若い方では、教育、しつけ、周りの環境が大きく変わってる訳なので、普通に生活を行っていて感じ方の違いがあって、どちらが良い悪いはなかなか決められないと感じる事が多いです。決められた事は何一つない訳で、その人の感じ方で良いと思います。
情報の増加にともなって確かに身勝手な言動をする人が増えてるけど、それは、やっぱり自分の姿を隠してる訳で、美容室など自分をはっきり出す場所で、何か疑問を覚えたら、みんなそんな美容室は利用しないと感じます。
正しいものは何かわかってるのは誰なんでしょうね。私は昔の考えが全部正しいとか、世代で受け継ぐ意識はないけど、自分で感じる良いものは自然に受け継いでいると感じます。
by kohei (2005-11-26 03:34) 

saya

天気図読みました。で、私は天野さんの意見に同感なのです。最近、なんでガラス張りの美容室ばかりなんだろうって。私はkoheiさんと同じ歳ですが、ガラス張りの美容室が増えたことにより、美容室に行くことが出来なくなりました。もちろん、人それぞれ感覚な感じ方は違っていいもんだと思います。美容室は、はっきりと自分を出す場所ですよね。みっともない姿を。だからこそ、人には見られたくないし、ましてや通行人になんか見られたくありません。みっともない姿を隠れて綺麗にしてもらい、綺麗になった自分の姿を初めて人に見せたいのが私の考えです。友達の中にはパニック障害を持っていて、ガラス張りの美容室が増えたおかげで、全く行けなくなった人も大勢います。こんな精神の弱い人たちもいるのだから、本当はみっともないって話よりも、人間が心の中に持って隠してるものがたくさんあるとまずわかった上で優しい環境作りの世の中にして欲しいです。良いか悪いかは、それぞれが決めてもいいんだけど、世の中には人種がいっぱいいるように、色んな精神を持っている人種が多いんだと理解してもらいたいものです。
そうなるとkoheiさんは、そんな人間はガラス張りじゃない美容室を探して行けばいいじゃないか!と答えるでしょうね。そんな簡単な問題でもないし、まぁ理解してもらう必要はないけれど、人間もう少し思いやりって気持ちを大切に持っって欲しいと思うこの頃です。自分本位の人が多くなり感覚が麻痺した時代になってると思います。麻痺してわからなくなった人間こそ精神的に弱い人間よりも本当はもっと可哀相な人間かも知れませんね。年配の方や若い方はもちろん環境が変わったから違いがあるのは当然です。ただ、残して行かなくてはならない常識と、今さらそんな事言ってるんじゃないよって言う常識と2つあると思うんです。私は女性として本来隠す自分のみともない姿は通行人に見せるべきではないと常識で思います。電車の化粧も。電車で化粧するなら家でしてくれば?みっともない。っと思います。いったい、誰に素顔を見せたくなくて化粧してるんだか。友達に見せたくないのか彼なのか。電車の中にいる知らない人には素顔、ましてや化粧水からクリームから始まり、ファンデ、マスカラ、アイライン、その上髪をセットしてるではありませんか!見ている方もみっともない素顔を見せられて嫌悪感を覚えるんだ~!って事をわかって欲しいですよね。自分しか見えない。自分か可愛い。自分をもっと見てもらいたい。って心のどこかで思ってる人達ばかりだから、みっともない行為はアピール行為なんでしょうね。誰もお前を見てないんじゃ!自意識過剰め!って本当に思いますよ。そこまでして自分か大好きで可愛いんでしょうかね。私はずっとこの問題について考えていました。天野さんの意見を見て、そうなんだよね!って叫びたかったですもん。
by saya (2005-11-26 07:15) 

ぜんそく

僕は、みっともないけど毎朝自転車を違法駐車して通学しています。
あと、タクシーが歩行者に乱暴な運転をするとみっともないと感じます。
タクシー業界は大変とか聞くと、そうかあと思いますが。
電車で化粧するのはみっともないけど、僕はよく遅刻するので、遅刻すればいんじゃないのと少し思ってしまいます。が、本当は両方みっともないことなのも、分かっているんですが。でも遅刻しそうな時以外の電車で化粧はこれは良くないと思います。女の人は電車で出来ることが少ないからかもしれないです。
今ふと思ったのですが、電車で化粧してる人はお年寄りに席を譲らないで欲しいです。
あと、ビルの10階くらいで、窓側を向いてルームランナーで走る人たちもみっともない、というか恥ずかしい。僕は恥ずかしい。
同じガラス張りでも、中で今川焼きとか作っているのを見るのは好きですが、あんまり見てるとこっちがみっともないなと思います。
何か原因があって仕方なくやるみっともないもあるだろうけど、他人の分までみっともないと思うのは嫌なんだろうなと思います。
by ぜんそく (2005-11-26 12:19) 

朱花

ああ、そうだ、みっともないという言葉があったんだと天野さんの文章をよんで目のさめる思いです。つれづれなるままに、みっともないはいつ頃から使われなくなってしまったのかと思ったとき、ふっとヒッピーのことが浮かびました。アメリカの反戦運動は、他人からみたらだらしのない、「見とうもない(みっともない)」スタイルで、髪やひげをのばして襤褸をずるずる引きずるような恰好で、はだかでデモをしたり。でもそれがかっこいい! になって日本でも流行しました。その時、大人も子どもも「そんな恰好、見とうもない」と一斉に声を上げていれば、みっともないは今でも生き残っていたような気もします。
でも反戦のためなんだからあんな恰好しても、しょうがない。と皆口をつぐんで見ていました。周りから見て、見とうもない行動や恰好をすることが反戦、反体制行動につながってかっこいい!となりました。みっともないは、かっこいいことなんだ、と。
いまの電車内化粧の女の子たちも、こんな世の中に反抗したくて、世の中にちっぽけな自分の存在を認めてもらいたくて、恥ずかしさを乗り越えて大衆の目の前で自己をさらけだしているのかも。でも、他人を不快にさせないもっといい方法があると思うのだけれど。
ガラス貼り美容室の流行は、この技術を見てくれという美容師さんたちの意地の張り合いのような。私はとてもそのような美容室へ行く勇気がなく、閉ざされた美容室へこっそり行っています。
それにしても、お菓子はじつに美味しそう! しあわせな気分にさせてくれます。そういえば、あんこのぎっしり詰まったあんぱんでは小田原駅前の「守谷のあんぱん」が有名です。そればずっしりと重たく、食べ応えあり。
by 朱花 (2005-11-26 13:46) 

kohei

少し気になることがあるので再び書き込みを。sayaさんの意見読まさせていただいてなんか違うと感じたんで。
まず、sayaさんの意見は正しいと思うし、間違ってとは少しも思ってないことを理解した上で読んで下さい。
情報化社会になり、溢れる情報の中、自分を見失ってるから、こんな問題が溢れてるんだと思うんですよね。もっと自分で正しいものの定義をはっきりもってる人は、こんな問題には何も疑問すら感じず生活を送ってると思うんですよね。自分本位の考えとかではなく、それこそこんなことは昔の人の方がしっかり見極めがができていると感じます。
結局は、責任をもった判断や、情報に対する考えがあれば、自分の良いと感じるものは、美容室でもなんでも判断つくと感じます。
つけくわえて、そのガラス張りの美容室は本当に問題なんでしょうか?サービスの提供や空間デザインのコンセプトなど、色々な考えもって出店している美容室が悪いとは僕には言えません。ちなみに僕はガラス張りの美容室は利用した事はありません。しかし問題だと感じたことは一度もないです。
sayaさん、不愉快にさせる発言があったらごめんなさい!
by kohei (2005-11-26 23:41) 

あまの

「tami」さん。感覚がいつのまにか麻痺してしまうことって、よくあることだけど、こわいですね。ちょっと考えたらおかしいことが、おかしいと感じなくなってしまう。たとえば、「歩行者天国」って、日曜日以外は「歩行者地獄」ってことであって、こんなへんなものはないと昔から思っていたのですが、近頃はもう感じなくなりました。こわいこわい。

「kohei」さん。「自分で感じる良いものは自然に受け継いでいると思う」とあなたは言う。それでいいんじゃないかと、ぼくも思います。ただ、自分で感じるというその感じ方は、どこから得たものか。それはご両親やら友だちやらから、もらったものなんじゃないでしょうか。人間の感覚は、人によって、時代によって、環境によって、いろいろ違いがあるし、あって当たり前です。でも、そういう違いをこえた「共通感覚」というものがる、とある哲学者はいっています。その「共通感覚」がいまはぐらぐらゆれている。いまは、そこがモンダイなんですね、きっと。

「saya」さん。よくわかりました。知り合いの美容室に、あなたのコメント、転送しました。コメント、ありがとう。

「ぜんそく」さん。学生の遅刻はみっともないか、というのは、面白いモンダイだなあ。授業料が「もったいない」、とはいえるけど、みっともないかどうかは、その遅刻の仕方によるんじゃないかな。こそこそ遅刻するのは「みっともない」けど、いばって遅刻するのは「もったいない」だけだという気がする。あ、そうそう、ガラス越しに道路のほうをむいてルームランナーをしてる姿って、たしかにみっともないね。いいサンプルをありがとう。

「朱花」さん。「みっともない」は「見とうもない」でしたか。爺め、このトシになるまで知りませなんだ。そう、いつから見とうもない風景が、こんなにふえたか。調べると面白そうですね。小田原駅前の守谷のあんぱんは、はよう見たい見たい。
by あまの (2005-11-26 23:46) 

斉藤ようこ_nina

記事、拝見しています。
父も母も東北の出ですが、そのあたりのことばで「みっともない」を「みったくない」と言うようです(正確ではないかもしれませんが…)「見たくない」ですね。
日本人の文化は「恥の文化」だと言われていたのに、その「恥」がこの50年ほどで消えていくことに、寂しいだけではない、複雑なものを感じてしまいます。「みっともない」という概念を持たない方に「それ、みっともないですよ」と言っても「何言ってるんですか?」と返ってくるんですよね、きっと。
私は、無防備な姿を人前にさらすのは、みっともないと同時に不安です。化粧をされているとき、髪をカットしてもらっているときの姿は、とっても無防備なので、できればかくれてやってもらいたいと思います。
by 斉藤ようこ_nina (2005-11-27 18:58) 

あまの

「ひなぐま」さん。いつもありがとう。「みったくない」も初耳でした。あなたの言う「恥の文化の消滅」を、ぼくは「おてんとさんの失踪」と言っています。ぼくがこどものころは、そとで何かいけないことをしていると、近所のおじさんやおばさんに、「おてんとさまが見ているぞ」と叱られました。そのおてんとさんが、1960年ごろからどこかへ失踪して、行方不明になってしまったんですね。このことは、記事でくわしく書くつもりですが、もしおてんとさんを見かけたら、知らせてください。
by あまの (2005-11-28 00:07) 

よもだのよむ

私は、電車の中で化粧はしないし、ガラス張りの美容室にも行きません。前者の光景を見て、みっともないとは思うけど、後者はみっともないというより、「ガラス張りのところで勇気あるなぁ」と思っています。
単純な考えかもしれませんが、この両者をみっともないか、そうでないかと感じる人の違いは、「世間体を気にするかどうか」の違いかなと思います。電車の中で化粧をする人は、乗車しているわずかな時間も「もったいない」と思い、とった行動の結果が周りから見て「みっともない」ことになってしまうのでは。
と同時に、「自分に夢中になっている」人たちなのかもしれません。綺麗にお化粧をしたり、おしゃれな髪型にしてもらい、自分を着飾ることに夢中になっているんでしょう。
あ、でも、最終的にはその人たちも周りを気にするから着飾るってことなのかな!?
by よもだのよむ (2005-11-28 01:22) 

ジャム

いつも楽しく原稿を読ませていただいております。
みっともないの話は、美容室のことでも電車内のことでも、見慣れちゃって→それが普通になって、と思ってしまうことがこわいです。
by ジャム (2005-11-28 10:35) 

ばいきんまん

ジャムさんに賛成です。

人混みの中で(大きな声で)ケータイでしゃべる人もいまや見慣れて普通になった感じがしますが、僕は「みっともない」と思います。

それにしてもこの話が、どうやってあんこにつながるのか。
次回が気になるのである(←尾崎紅葉調)。
by ばいきんまん (2005-11-28 13:15) 

あんころぉもち

電車の中で化粧が出来る人は、本当にすごいな、と毎回車内で見かけるたびに思います。
“化”という字が入ってる通り、“化ける”行為なのに、皆さん平気で人前で化けてしまってますよね。大口開けながらマスカラしている顔なんか、いくら他人とはいえ、見せてしまえるものなのだろうか…。
通りに面しているオープンカフェの外席でさえ恥ずかしいと思う私にとっては考えられません…。でも、この外席の場合は、“みっともない”ではないですね。
by あんころぉもち (2005-11-28 16:04) 

あんこと皮

天野さんから直々にコメントの返事を貰うと何だか嬉しいですね。

ところで、なんでガラス張りの美容室を作るのだろう?
建築家はあらかじめ美容室という店舗が入ることを想定しているのだろうか?
だとしたらその人は美容室に行ったことがないか、よほどの見られたがりではないかと思いました。
(ちなみに私が行く美容室はガラス張りではありません。)
この場合、作る方の美意識も変化してきているんじゃないかと思いました。
日本人としてはやっぱり美しくなるところは本来「晴れとけ」なら「け」の部分なので、隠しておいたほうがいいかな〜とは思うのですが・・・
by あんこと皮 (2005-11-28 16:49) 

朱花

お返事うれしいです >_< ありがとうございます!天野さんの軽妙洒脱な文に憧れております。守谷のあんぱんについて、以前朝いちばんのロマンスカーに乗ってやっとの思いで買って、我慢しきれず出来たてをお店の前でかじりついたときは、感激のあまりウエストのシュークリームを食べた天野さん状態でした。ぜひあんこぎっしりあんぱんをお試しいただきたく。
もったいない~みっともない から身ぶるいへ。謎解きがたのしみです。
by 朱花 (2005-11-28 17:19) 

店員さん

私は、お店の店員をしていますが、いろんなお客様が来ます。美容院で透明のガラス越しに髪を切るのは、ちょっと恥ずかしいので、私自身も抵抗がありますが、もっと、おかしい(みっともない)なあ。。。。と思うのは、携帯で話しながら、まるで話しかけないで下さい!と言わんばかりに、お店の商品を物色しているお客さんです。
by 店員さん (2005-11-28 17:27) 

ちあ

はじめまして。いつも読ませていただいています。
私はこしあん派の大学2回生ですが、ガラス越しの美容院とか化粧売り場でのメイクとか人目が気になっちゃいます。
“みっともないという言葉も消えた~”という部分を読んでほんとにそうかもな~って思いました。
勝手にリンクさせていただきました。
(追分だんごで働いたことあり★)
by ちあ (2005-11-28 19:34) 

あまの

「よもだのよむ」さん。電車の中で化粧しているひとは、わずかな時間も「もったいない」と思っているのかも、というご意見、ナルホドナルホドでした。あなたはとてもやさしい人ですね。「もったいない」と「みっともない」の思わぬ交差点を教えてもらって、感謝です。

「ばいきんまん」さん。人ごみの中で大声でケータイしてる人って、ぼくも気になっていました。悪いとはいえないけど、そのセンスがヤだよね。

「あんころおもち」さん。オープンカフェの外席でさえ恥ずかしいというのは、実はぼくもです。あなたの言う通り、そのあたりから、みっともないの行き過ぎになっていくんですね。なにごとも行き過ぎはいけない。こんど、オープンカフェの外席で一緒にお茶を飲んで、がまんくらべをしましょうか。

「あんこと皮」さん。前面総ガラス張りの美容室を作ったのは、たぶん、店の広告効果を考えてのことでしょうね。たしかに、ガラス張りにすれば、店内のデザインも美容師さんもかっこよくしてなきゃならないし、その結果は、外を通る人たちに「おしゃれな店」として広告できる。それはよくわかりますし、頭のいいやり方だと思いますが、それはあくまでもお店本位の発想で、お客本位じゃない。そこが困ったもんだと、ぼくは思うのです。

「店員」さん。ケータイで電話しながら、まるで話しかけるなと言わんばかりの顔で、お店の商品を物色しているひとって、たしかに、いるいる。面白い例をありがとう。それでぼくも思い出したけど、以前、すし屋のカウンターに座ってすしをたべていたら、となりに座った人がさもいそがしそうな顔でケータイを目の前にどんと置き、すしを食べ始めたんですね。ところが、いつまでたっても、彼のケータイは鳴らない。結局40分間くらいケータイは鳴らず、食べ終わった彼はこっそりケータイをしまって店を出て行ったんだけど、めしを食うひまもないという気取り方って、すごくみっともないと思いませんか。
by あまの (2005-11-28 20:33) 

kohei

なるほど、お客本位ではないか。
納得です。
また、共通感覚。これも確かにと思いました。
分かってたつもりでまだまだでしたね。論点もずれてたきがしますし。生意気な発言の連発がお恥ずかしい。コメントの返事ありがとうございました。
by kohei (2005-11-28 23:38) 

あんこと皮

ガラス張りのコメント・・・ちょっと強く書きすぎました。
私もkoheiさん同様納得。
でもまあ、お客本位でなくても客には「選ぶ」という選択肢は
あるかな〜と思います。
by あんこと皮 (2005-11-29 14:51) 

店員さん

お返事ありがとうございました。いろんな人がいるんだなぁ、と皆さんのコメントも楽しく読ませていただきました。おすし屋さんの男性ですが、忙しいふり?面白いですね。それに、本当に忙しかったら、そば屋かうどん屋に行きますよね。でも、もしかしたら、私もその人と似てるかも。
なんとなく、一人で外食しなければならない時って、嘘でもいいから、そこに一人でいる理由が欲しいです。読んでもない本を広げてみたり、
なんか気取っちゃいます。。私の先輩は、一人で焼肉も行っちゃいます。一人で、網に乗せ、焼いて食べるそうです。その人は、35歳未婚の女性です。たくましいなあ。。。と思います。
by 店員さん (2005-11-29 15:18) 

burabura

アンパンはつぶあん、それも山崎の高級アンパンが好きなぶらぶらです。私もあまのさんと同じで、ガラス張りの散髪屋や美容院には行きたくありません。恥ずかしいし、ちょっとはげているので。ただ、飲食店のガラス張りは好きです。昔は人の目線が怖くていやだったけど、外の風景が観察できるので(人の目線にも慣れてきたので。)
by burabura (2005-11-29 18:41) 

あまの

「店員」さん。焼肉ひとりで焼いて食べてる先輩は、いいですね。みっともなくないです。みっともないことと、そうでないことの境界線って、ビミョーで面白いですね。

「burabura」さん。山崎の「高級つぶあん」はつきあえませが、ガラスばりでなかが見える飲食店ならご一緒できます。あんこの好みは違っても、戦争にはならないのが、とても大切なところですね。
by あまの (2005-11-29 21:37) 

ぶらぶら

あんこのこだわりって、多いですよね。弟はこしあんは食べられるけど、つぶあんは食べられない奴でした。しかし、最近、食べられるようになり私がつぶあんを独占していた状態に、暗雲がたれこめて来ました。
by ぶらぶら (2005-11-30 13:36) 

ぶらぶら

お返事ありがとうございます。
美容室ガラス張り論ですが、「みっともない」より『安心感』を選ぶ消費者が増えたのではないかと思います。
つまり、昔なら行きつけの店があったり、新しいところにいくにしても人に紹介してもらうことが多かったのではないかと思います。
しかし、今の人は自分の判断で店を選ぶ傾向が多いのではないでしょうか?そのため、店の中がよく見えるガラス張りの美容室のほうが、選びやすい上に、入りやすい。そのため、ガラス張りの美容室がはやり、ほかの店もどんどんガラス張りにしていく。その結果、ガラス張りの店が増えたのではないでしょうか。
by ぶらぶら (2005-11-30 13:48) 

あんころぉもち

コメントにお返事いただきまして、ありがとうございます。
そのがまんくらべは、きっと私の完敗に終わるような気がします…。
ですので、天野さんには“つぶあんをほおばりながら”というハンデをぜひぜひお願いしたいです。

ちなみに、ガラス張りで中から外が見える飲食店ならば平気なのですが、オープンカフェだとまったくの外になってしまい、通行の人たちとの仕切りがないので、見世物になった気分になってしまうのです。
あ、でも美容室は…。
なんなんでしょう、この境界線は。謎です。
by あんころぉもち (2005-12-01 13:23) 

影丸

お邪魔します。
確かに、「みっともない」はなくなりそうですね。しかし、嘆いていても仕方が無いと思います。時代の流れは必ず変わるし、今までもそうであったように、その流れは必ず誰かが仕向けている、と思います。特に広告系の感性でお仕事されている方に、扇動したり、シビリアンコントロールしたりするのがお好きな方が多いのじゃないかと思います。誰かが仕向けているのであれば、「みっともない」も仕向ければいいのだと思います。ただ、難しい方へはなかなか流れないいんですよね。一度壊すのは簡単なのに直すのに時間が掛かる。まるで珊瑚のような話です。
by 影丸 (2005-12-16 08:37) 

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