傘はいらない [ことばの元気学]
オバマさんのプラハ演説はよかったなあ。
ノーベル平和賞は、その約束を反故にさせないためにノーベル賞委員会が戦略的に授与したんだろうね。
世界で唯一の原爆加害国のアメリカと、世界で唯一の原爆被害国の日本が、手を組んでオバマの宣言を強力に推進していかなくちゃね。
でもね、アメリカの核の傘に入ったまま、「核兵器を地球上からなくそう！」なんて言ってるのは、どうもお尻のあたりがもぞもぞする。いますぐとはいわないけれど、核の傘から飛び出してそれをいわなくっちゃ、やっぱり説得力がないよね。
核の傘から飛び出したら、とたんにお隣の金さんがミサイルを打ち込んでくるって心配してる人がいるけど、そんな心配がなくなるように精一杯の努力をして、その上で飛び出せばいい。
原子爆弾で死んだ何十万の人たちのことを考えたら、１００％安全になるまで傘の下に隠れてるっていうんじゃ申し訳ない。それなりの覚悟をしたうえで、外に出て叫ぶんじゃなくちゃ、効き目だってないよね。
だいたいさ、「もう軍隊は持たない、戦争は放棄する」って、６０余年前にきめたんだからね、それを世界中に宣言したんだからね。そのときに覚悟はしたはずだよね。アメリカ軍の銃のうしろから、「われわれはもう武器なんか持ってないぞ！」なんて威張っているのは、やっぱりおかしいって思わなくっちゃ。
沖縄の基地問題も、米軍によその県に行ってもらうんじゃなく、お国に帰ってもらうのが、日本人にもアメリカ人にもいちばんいいと思う。そうじゃなかったら、沖縄の米軍基地は東京に移すしかないね。お台場あたり、まだ土地が空いてるし。
いますぐ、なんて乱暴なことはいわないが、５年か１０年後を目標に、日本はそっちのほうに進むんだということを、はっきり宣言してくれるといい。
日本人としてはなかなかできない決断でも、宇宙人ならきっとできると思うよ、鳩山さん。
絵・ＩＳＡＫＯ
ノーベル賞ごとき、多少のプレッシャーになっても現実何の役にもたたんでしょ。
ノーベル平和賞受賞の金大中の太陽政策の失敗はつい最近の話ですよ。
核問題に関しては、ただ宣言したところで現実には何の効果も説得力もない。ＭＤ推進など、核ミサイル攻撃のような危険なものに対する防御を地道に行っていくしかないでしょう。
６０年前に紛争解決のための戦争しないそのための軍隊は持たないと言ったとして、昔決めたことだからといつまでもそれを固持するのが大事ですか？むろん戦争を起こさないための努力は必要と思いますが、そもそも大事なのは人々が幸せに安心してくらす事です。そのための手法の一つとしての軍放棄にこだわるのは目的を忘れて手段を優先することにしかならず、ある意味イデオロギーに縛られて盲目になってるといえませんか。
基地問題にかんしてもそうです。結局は人々がいかに幸せに安心して暮らすか、そのためにはどうすべきか。
政府にはまずその目的を第一と考え、特定の政策や理想や「説得力」にこだわって、その手段を目的化するような間抜けなことだけはしてほしくないものです。
by 終了 (2009-11-19 02:22)
コメント１さん、６０年前の紛争解決とは、あなたの歴史観やお頭の仕組みを疑わざる負えないです。
紛争でわなく日本がアジアに対して行った恥ずべき侵略的犯罪の戦争でしかありません、それを踏まえて憲法に二度と他国を傷つける軍隊を持たないと誓ったのです。
しかし安全安心して国民が暮らすためには最低限の自衛力が必要なので自衛隊が設けられた事を忘れないで下さい。
日本には軍隊は存在しません。
コメント１さん、貴方の考え方は小泉的で今しか見ていない実に表面的思考です、イデオロギーでも盲目でも手段や目的化なんてどうでもいいんです、ただ過去ー現在ー未来を通して今を学び未来の人達によりよい世界を遺せるかが問われるのです。
歴史(過去、足跡…）をひも解き今を学び明日へ繋ぐ、心の勉強をしていただきたいです。何故政権交代が一党支配の日本で起きたのか？
by 青春蹉跌 (2009-11-19 14:46)
青春蹉跌さん
誤解があるようですが、私は「６０年前の紛争解決」のことなどとは書いておりませんよ？あくまで、現行日本国憲法の条文に記載されてることに関して書いただけです。
それが先の戦争の結果であることは存じていますし日本が他国に侵略することを良しとも思っていませんが、必要に応じて見直し修正すること、その議論をおこすことは大切であろうと思います。
また、歴史観は人それぞれ。立場や視点をかえればいろんなものの見方があるものです。あなたの文章からみえる歴史観を否定はしませんしあなたの頭の仕組みを疑おうとも思いませんが、私としては同意・賛同することはできませんね。
by 終了 (2009-11-19 23:24)