テレビ60年 [ことばの元気学]

今日(4日)から5日間、NHKのBSプレミアムで、「テレビの何がぼくらの何をどう変えたか」についておしゃべりします。毎日午前9時から約2時間です。タイトルは「テレビ60年・天野祐吉が選ぶ名番組」となっていますが、これはNHKがつけたタイトルで、こっちは膨大な番組を全部見ているわけじゃないし、NHKの都合で使えない番組もある。というわけで、テレビの果たしてきたプラスの役割を、いくつかの番組を例にお話しさせてもらったものと考えてくだされば幸いです。
第1日(2月4日午前9時〜/再放送2月20日午後2時30分〜)
テレビは現在進行形のジャーナリズム
「NHK特集 緊急報告 アキノ氏暗殺」
「ドキュメンタリー 謎の一瞬」
第2日(2月5日午前9時〜/再放送2月21日午後2時30分〜)
テレビではドラマもまた報道である
「連続ドラマ「おはなはん」第1回
「天下御免」第1回
「中学生日記」
第3日(2月6日午前9時〜/再放送2月25日午後3時00分〜)
テレビは読む旅・見る旅を〝する〟旅へ変える
「世界ふれあい街歩き」
「NHKスペシャル 驚異の小宇宙・人体」
第4日(2月7日午前9時〜/再放送2月26日午後3時00分〜)
楽しみに映る〝いま〟
「バラエティ 夢であいましょう」
「ジェスチャー」
「私の秘密」
「チロリン村とくるみの木」
第5日(2月8日午前9時〜/再放送2月27日午後3時00分)
テレビは見る者を現場に立ち会わせる
「ガード下の東京」
「NHK特集 シルクロード 第5集 桜蘭」
ま、こんなに見ていられるかとお思いでしょうが、気が向いたらどうぞ。
それにしてもテレビって、本来持っている可能性の100分の1くらいしか生かしていないんじゃないでしょうか。
第1、自分をジャーナリズムだと思っていないふしがある。娯楽産業だと思ってるみたいなんですね。困ったことです。
いまみたいな時代こそ、テレビにがんばってもらわなくちゃ。
NHKプレミアムアーカイブス