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相撲中継 [ことばの元気学]

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大相撲名古屋場所のテレビ中継はしないと、NHKが決定した。
それもひとつの判断だろうが、どうも消極的な判断のような気がする。

ぼくは中継をやったらいいと思ってきた。
ただし、いつものような中継なら、やらないほうがいい。というか、やってはいけないだろう。
やる以上は、中継の時間帯が、たんに勝負を中継するだけでなく、「相撲改革」についての視聴者の声を徹底的に集め、それをもとに内館さんみたいな人たちがトークをするといったような、そんな中身にしてほしいと思う。
つまり、15日間、相撲を見ながらとことんみんなで相撲について考えるという、そういう番組にしてほしいのだ。

それだったら、中継に反対の人もナットクするだろうし、「みんなで考える場をつくる」ということは、放送ジャーナリズムとして積極的な対応にもなる。むしろ、そういう場をつくることは、放送ジャーナリズムの使命だろう。

やるなという声が多いからやらないというのは、無難な選択ではあるけれど、どうも積極的な選択とは言えない。
テレビ中継を見ながら相撲のあり方をみんなで討論することができたら、NHKとしても画期的な番組になり、視聴率もうんととれたと思うのに、そういうビッグチャンスを逃したのが、すごくもったいないという気がする。

ジャーナリズムというのは、社会性と同時に、軽率なくらいの積極性(野次馬性)を持っていなくっちゃ。

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